【感想】漫画版チェンソーマン第26話「銃は強し」【ネタバレあり】

チェンソーマン(漫画) 読んだ感想 

あらすじ

 チェンソーの悪魔の変身したデンジは、男との戦闘を開始する。しかし、開始早々、右肩に一太刀攻撃を受けてしまう。デンジは攻撃を受けつつも、近くにいた男の仲間を人質に取り、攻撃を止めるよう指示する。男が床にしゃがみ込み、気を緩めたデンジは、一瞬にして視界から男を見失ってしまう。気が付くと男はデンジの後ろを通り過ぎ、人質もろとも上半身と下半身を真っ二つに斬ってしまった。

 場面は変わり、第4課のメンバーたちが銃で撃たれ、殉職したシーンに移る。その中にはマキマの姿も映されていた。マキマの暗〇に成功した刺客たちは速やかに現場から離れようとするも、新幹線の通路に撃ち〇したはずのマキマが立ち上がっていた。

 そして、新幹線は目的の京都駅に無事到着する。慌てて車両から出てくる乗客たちに紛れ、血で汚れたスーツで平然と降りてくるマキマ。現地のデビルハンターに心配されるも、「私は撃たれなかった」と嘘をつく。暗殺を謀った刺客たちは、胴体に大きな風穴を開けられ、車両の通路にできた血だまりの中息絶えていた。

印象に残ったシーン

男からの攻撃に追いて行けないデンジ

 意気揚々と男に攻撃を仕掛けるデンジ。

 しかし、一つ一つの攻撃を受け止められ、男からビルの壁面を深く斬ってしまうような一太刀を右肩に貰ってしまう。

 痛みによって一瞬攻撃の手を止めてしまい、そのうちに男の仲間が援護に駆け付け、2つの銃口がデンジに向けられる。男に心臓を狙うよう指示されている間に、デンジは銃を所持している仲間2人を蹴り飛ばし、すかさず男に一撃を加える。

 しかし、それを読んでいた男もデンジのチェーンソーに合わせ攻撃し、それを相殺する。だが、男の方が上手であった。デンジは気づかない内に胸を斬られていた。浅い傷であったが、痛みに気をとられている間に、蹴り飛ばされていた仲間の一人がデンジに向かって発砲する。

 痛みを感じつつ、発砲した仲間の一人を人質に取り、「お~1ミリでも動いてみな~⁉お仲間のお顔がおミンチになるぜ~‼」と、男に脅しをかける。男は人質に臆することなく、居合の構えをとる。デンジは男が自分の視界から消えたことを認識した時には、既に男に背後をとられていた。男がデンジの背後を通り過ぎた時にはもう、人質もろともデンジの胴体を一刀両断

 主人公のくせして悪役ムーブを敵にかます。しかも小物臭も漂わせて…。奇襲を仕掛けてきたはずの敵側が「糞野郎が…」と言葉をこぼしてしまうほど。

物語序盤はデンジのフィジカルで何とかなっていたものの、男の力の前では人質をとるという小細工でお茶を濁すことしかできなかった。やられ方も主人公とは思えないような情けないやられ方をしてしまった。

 

銃撃に遭っていたマキマが何食わぬ顔で生きていた

 京都駅に行きの新幹線内で、部下と共に銃撃に遭ったはずだったマキマ。確かに〇んだことを確認した刺客たちが乗客に紛れ車両を後にしようとする。

 刺客の一人が違和感を覚え、ふと銃で討ち取ったはずのマキマの方を振り返るとそこには、倒したはずのマキマが血にまみれ立っていた。「うぇ」という声をこぼし、刺客は咄嗟に銃口をマキマに向けるが…。

 その後、新幹線は京都駅に到着。慌てて飛び出してくる乗客たちに紛れ、マキマは平然と、まるで先ほど何もなかったかのように車両から降りてきた。

 そして、駅のホームで自分を待っていた部下の前まで堂々と歩み寄る。「東京でも銃撃が…マキマさんその血は⁉」「どこか撃たれましたか⁉」と血で汚れたコートを見て、冷静に車内の〇体を片付けるよう指示を出すマキマに安否の確認をする。自分を心配する部下を尻目にマキマは、「これは返り血。私は撃たれなかった」嘘をつく

 車内にはマキマたちを襲った男4人が倒れており、胴体に20㎝程の風穴があいていた。

 マキマが新幹線から出てくるときには、打たれたはずの頭は綺麗に再生しており、血で拭ったような跡もない。返り血という説得力を持たせるために着用しているコートには血を残しているものの、髪や顔面の血を拭ったような跡を残さないのは変。

話は変わるが、第4課のメンバーたちが殉職している中、コベニと眼鏡の人だけは〇体は映っていない。

 

まとめ

 今までチェンソーの力とフィジカルで勝利を収めていたデンジだったが、とうとう敗北を期してしまう。同僚の姫野は悪魔との契約でこの世からなくなってしまい、アキも同様自身の寿命を削るも、襲撃してきた男たちに敗北。

 一方、第4課のメンバーたちが殉職している中、何食わぬ顔で生き残っていたマキマ。ミステリアスな雰囲気を醸し出していたが、それを通り越して異様な不気味さを今回の話で出してきた。

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